ETFとは「上場投資信託」のことで、株式市場で売買できる投資の一種です。
ETFはお金をプールして、そのお金で色々な会社の株や債券を買うことで、多くの異なる投資に分ける方法です。
これにより、一つの会社だけに投資するよりもリスクを減らすことができます。
例えば、あなたがお菓子屋さんに行って、いろいろな種類のお菓子を少しずつ買うとします。
一つのお菓子だけをたくさん買う代わりに、色々なお菓子を少しずつ買うことで、一つのお菓子が好きではなかった場合でも、他のお菓子で楽しむことができます。
ETFも同じで、色々な会社の株や債券に少しずつお金を投資することで、一つの会社の株が下がっても、他の会社の株が上がるかもしれないので、全体としては安定した投資ができるのです。
また、ETFは株式市場で売買されるので、株と同じように価格が日々変動します。
これにより、投資家は自分のタイミングでETFを買ったり売ったりすることができます。
S&P 500(エスアンドピー ファイブハンドレッド)は、アメリカの株式市場の動きを示す指標の一つです。
1957年にスタンダード・アンド・プアーズという会社によって作られました。
この指標は、アメリカのニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している大きな会社500社の株価の平均を計算して、株式市場全体がどう動いているかを見るためのものです。
例えば、おもちゃ箱にいろいろなおもちゃが入っているとします。
その中から、500個の代表的なおもちゃを選んで、それらが今日はどれくらい楽しそうに遊ばれているかを見ることで、おもちゃ箱全体が今日は楽しいかどうかを判断するようなものです。
S&P 500の値が上がると、株式市場が元気で、値が下がると、少し元気がないということを示しています。
S&P 500の中には、アップルやマイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、グーグルなど、よく知られている大きな会社の株も含まれています。
これらの会社は、テクノロジーやヘルスケア、金融など、さまざまな業界を代表しています。
S&P 500の値はポイントで表されていて、1957年には100ポイントからスタートしました。
それが今では数千ポイントにまで成長しています。
このポイントは、各会社の市場価値に基づいて計算されていて、市場価値が大きい会社ほど、S&P 500の値に大きな影響を与えます。
キャピタルゲインとは、投資した物やお金を売ったときに、買った値段よりも高く売れた分の利益のことです。
たとえば、ある人が株式を1株あたり1,000円で購入しました。
その後、その株式の価格が1,200円に上昇したとします。
この場合、その人が株式を売却すると、1株あたり200円のキャピタルゲインが生じます。
もう一つの例は、不動産です。ある人が500万円で不動産を購入し、数年後にその価値が上がって800万円で売却できたとします。
この場合、300万円のキャピタルゲインが得られます。
また、外貨交換による利益もキャピタルゲインの一例です。
例えば、100万円をドルに交換し、為替レートが変動してそのドルを110万円で売却できた場合、10万円のキャピタルゲインが得られます。
これらの例は、キャピタルゲインが「売って儲けたお金」であることを示しています。
株式や不動産、外貨など、さまざまな資産を売却することで得られる利益がキャピタルゲインです。
インカムゲインとは、お金を銀行に預けたり、会社に投資したりして、そのお金から定期的にもらえるお金のことです。
小学生に例えるなら、おこづかい帳にお金を入れておくと、そのお金が増えていくイメージです。
お金を預けておくだけで、利息として少しずつお金が増えていきます。
たとえば、銀行に1000円を預けておくと、1年後には利息で1020円になっていることがありますね。
この20円がインカムゲインになります。
また、会社に投資すると、その会社が儲かったときに配当金としてお金をもらえることもあります。
これもインカムゲインの一種です。
インカムゲインは、お金を使わなくても、ただ持っているだけでお金が増えていく魔法のようなものだと思うとわかりやすいかもしれませんね。
ボラティリティとは、物事がどれだけ変わりやすいかを示す言葉です。
例えば、天気の話をするときに使うことができます。天気が一日中同じであれば、その日のボラティリティは低いと言えます。
しかし、朝は晴れていて、昼過ぎには雨が降り、夕方にはまた晴れるような場合は、その日の天気のボラティリティは高いと言えます。
金融の世界では、ボラティリティは株や通貨などの価格がどれだけ変動するかを表します。
価格が大きく上下すると、ボラティリティは高いと言われます。
逆に、価格があまり変わらない場合は、ボラティリティは低いと言われます。
つまり、ボラティリティが高いということは、その価格が予測しにくいということを意味し、リスクが高いとも考えられます。
小学生にもわかるように例えるなら、ボラティリティは「お天気みたいなもの」と説明できます。
お天気がコロコロ変わる日は「ボラティリティが高い日」、ずっと晴れている日は「ボラティリティが低い日」と言えます。
株やお金の価格も、お天気と同じで、変わりやすい日と変わりにくい日があるんですね。
カバードコール戦略は、株式投資の一つの方法で、株を持っている人が、さらにお金を稼ぐために使う戦略です。
例えば、あなたがレモネードを売っていて、レモンの木もあるとします。
レモンの木からレモンを取って、レモネードを作って売ることでお金を稼いでいます。
でも、もしもレモネードがあまり売れなかったら、どうしましょう?
ここでカバードコール戦略が登場します。
あなたは「将来、レモンを特定の価格で売る権利」を他の人に売ることができます。
その権利を買った人は、将来その価格でレモンを買えるようになります。
そして、あなたはその権利を売ることで、すぐにお金をもらうことができます。
もし将来、レモンの価格がその特定の価格よりも高くなったら、権利を買った人はお得にレモンを買えます。
でも、もし価格が下がったら、その人は権利を使わないかもしれません。
でも、あなたはすでに権利を売ることでお金をもらっているので、少しは安心です。
つまり、カバードコール戦略は、株を持っている人が、株の価格が変わらないときでも、お金を稼ぐ方法です。
オプションプレミアムとは、オプション取引で、ある特定の商品を将来、決められた価格で買うか売るかの権利を買う時に支払うお金のことです。
例えば、あなたが友達から「1週間後にこのおもちゃを100円で買いたい」と頼まれたとします。
しかし、そのおもちゃが非常に人気で、価格が上昇する可能性があります。
そこで、友達は今から「1週間後に100円で買える権利」を10円であなたに売りたいと申し出ています。
この10円がオプションプレミアムと呼ばれるものです。
1週間後に、おもちゃの価格が120円に上昇したと仮定しましょう。
友達は100円で買う権利を持っているため、20円の利益が得られますね。
しかし、もし価格が90円に下落した場合、友達はその権利を行使しない可能性があります。
しかし、10円を支払ったオプションプレミアムは返ってこないことになります。
オプションプレミアムは、将来商品を購入または売却する選択権を確保するために、今現在支払うお金です。
投資のポートフォリオとは、お金を色々な場所に分けて投資することです。
例えば、お小遣いがあったとして、全部をお菓子に使うのではなく、少しはおもちゃ、本、貯金箱に入れるといった感じです。
これをする理由は、もしもお菓子が急に食べられなくなった時に、他のものがあるから大丈夫、という安心感を持つためです。
投資も同じで、全部を一つの会社の株に使うのではなく、色々な会社の株や国のお金(債券)、銀行の預金に分けて投資します。
これによって、一つの会社が困った時でも、他の投資があるので全部失うことはない、という安全策なのです。
リスクというのは、予想外のことが起こる危険のことで、リターンは投資から得られるお金のことです。
ポートフォリオは、リスクを減らしながら、リターンを得るための方法です。